ぷちサミ(18)「神」は分母がゼロの世界にいる ― 2023/02/15 20:42

第5回 2022/10/25 の4

人間社会は集団意識で変わるのか?

吾狼: 「人間社会も、その社会を構成している人たちの意識によって変化する」というのは、そんなにすんなりと受け入れられる話でしょうか? ぼくはそう簡単ではないと思っているんですよね。特に最近の世界情勢や日本の社会を見ていると。

幽大: おや、今度はイシコフさんより吾狼くんのほうが悲観論かね。

吾狼: 現世は個々の意識に紐づけされている別々の世界が複雑に重なり合っている多重構造だという最初の話に戻りますが、そうだとすると、だからこそ簡単には変えられないと思うんですよ。というのは、社会を本気で変化させたいという強い意志を持った人というのは、ものすごく少数だからです。ほとんどの人は、こうなればいいなという淡い希望や期待は持っていても、そうなると信じていないし、そういう方向に変えていくんだ! という強靱な意志は持っていないですよ。

幽大: なるほどな。だからこそ、悪知恵の働く少数の者によって簡単に支配され、洗脳され、利用される。まあ、人類史を見ればそれはその通りだろうな。

吾狼: いわゆるサイレントマジョリティというか、付和雷同型の人間が大多数を占めている以上、多重構造のほとんどの部分は変わらないでしょ。

イシ: 変わらない、というか、簡単に変わってしまうからこそ全体では変わらないということかもしれないね。言葉遊びのようになってしまうかもしれないけれど。
 少数の支配者の意思で大多数の人間を動かせるという社会構造は昔から変わっていない。その結果、大多数の意識は簡単に変えることができるしコントロールできる。メディアツールが発達した現代では、民主主義などというものは、支配者にとっては都合のいいシステムともいえるね。

吾狼: あと、個人の「こうなればいいな」という願望は、お金がもっと必要だとか、子供を有名大学に入れたいとか、異性にもてたいとか、そういうエゴイズムというか個人レベルの願望が主で、ついでに世界全体が平和であればいいですね、という程度のものなんですよ。
 それは支配者層も被支配者層も大して変わらない。同じ穴のむじなというか、支配する側の欲望を支配される側も持っているからこそ従ってしまう。おこぼれにあずかれたらいいという心理が大きく働く。
 結果、個人レベルの願望を満たしていくと、結果として世界全体は破滅の方向に向かうんですよ。浪費や武力や金力による競争、他人の支配を生みますから。

幽大: 人間とはそういうものだ……と。だから、現世が破滅の方向に向かうのも人類が滅びるのも自然の成り行きだというわけかな。なんともつまらん結論じゃな。

個人の世界観は「世界」の一部

イシ: では、こういうのはどうでしょう。
 私は子どもの頃、世界は自分の周囲の目に見えている範囲にしか存在していないんじゃないかという妄想にとらわれていたことがあるんです。知識が乏しい子供にとっては、目に見えるもの、手で触れられるものが世界のすべてですから。
 ペンギンなんていないんじゃないか。北海道なんてないんじゃないか。アメリカなんてないんじゃないか。地球なんてないんじゃないか。そう思わされているだけなんじゃないか……と。

幽大: おうおう、余輩もその感覚は覚えがある。なんなら今もどこかでそう思っているかもしれん。

吾狼: ぼくもありました。そういう子供時代の記憶というか感覚。

イシ: その「実在している世界は自分の周囲だけ」というイメージを、今してきた「現世は多重構造の世界」だという話に絡めてみると、ある意味、成立するのかもしれないと、今、ふと思ったんですよ。
 私が今認識している世界は、視覚聴覚触覚などの五感が感知している範囲だけでなく、知識や体験として知っている世界も含むとしましょう。
 ペンギンも北海道もアメリカもありました。実際にこの目で見ることも行くこともできました。体験や知識を通して、私の世界は確実に子どもの頃に妄想した世界よりは広がっていきました。
 それでも、一瞬一瞬で把握できる世界は相変わらず限られているわけです。この地球上の世界に限っても、私が行ったことのない国はたくさんあるし、知らないもののほうが知っているものよりはるかに多い。この世界のすべてを把握できるはずもない。
 吾狼さんや幽大さんが知っている世界には存在しているけれど、私が知っている世界には存在していないものがたくさんある。3人が知っている世界を重ね合わせると、世界は少し広がる。さらに別の人の世界が重なると……と、そういう風に何層にも重なり合った世界が現世であるなら、私は自分の知らない世界のことにまで責任は持てないというか、コミットできないのはあたりまえですよね。
 現世の中の薄い1枚である「私の世界」というパーツの中でのみ生きていることを全肯定するしかないわけです。
 で、そのちっぽけで薄っぺらい「私の世界」は常に変化している。私が何かを体験したり、思考したり、行動したりするたびに変化する。あるときには大きく変わるかもしれない。
 私の場合は、エントロピー環境論を知ったときなどは、世界が大きく変わりました。「世界観」といったほうが分かりやすいですかね。
 世界観はあくまでも個人の脳の中の思考モデルであって、実際の世界ではないと言われそうですが、今日の話のような視点で考えれば、世界は個人の意識と紐づけされているんですから、個人の世界観イコール世界の一部なんですよね。

吾狼: 一人一人が自分の世界観を大きく変えれば、世界全体も変わるということですか?

幽大: 世界全体ではなく、「現世」だな。「現世」は世界全体、本当の世界のごく一部にすぎんのだから。

イシ: そうですね。きれいごとになってしまうかもしれませんが、そう考えればいいんじゃないですかね。
 その変化の仕方がどんどんまずい方向に向かって最終的に人間社会が破滅したり、人類という生物種が消滅したとしても、それは「現世」に起きたことにすぎない。本当の世界は現世を出現させた総合体というか、我々が認識できない次元のものなのだ、と。

吾狼: 逃避行動と言われるかもしれませんが、そういう一種の達観というか、割り切りって大事ですよね。ぼくたちは所詮、自分の世界にしか生きていないんだから。
 自分の力では世界を変えられないからしょうがない、どうでもいいということではなくて、自分が肉体と一体化している以上、自分の脳が認識している世界を精一杯生き抜けばいい。それが成功だとか失敗だとかいう評価も、現世を包み込んでいる世界全体からみれば、3D映画館で上映されている映画のストーリーにすぎない。悲劇もあれば喜劇も不条理劇もある。

イシ: そうだね。そういう気持ちを持っていれば、免疫力もそれほど落とさずに済むかもしれないね。

「神」は分母がゼロの世界にいる

幽大: 余輩は肉体が消えた後、その「元の世界」に戻って行くというか、再び吸収される……その準備ということを、今は強く意識しておるんだ。

吾狼: またぁ! 幽大さんはすぐに死ぬ死ぬって言うんだから~。そんなに急がなくてもいいじゃないですか。ぷちぷちサミットの貴重なメンバーがひとりいなくなるのは寂しいですよ。もう少し一緒にこの映画を見ていましょうよ。

幽大: べつに死に急いでおるわけではない。余輩としても、この冬を越した来年の現世がどうなっておるのか見届けてみたいんでな。

イシ: こんなことを言うと怒られそうですが、私は幽大さんがどう変わっていくのかを見てみたいです。徐々に肉体から離れていく感覚とおっしゃいますが、その過程で、私や吾狼さんには見えないものが見えてくるんじゃないかと期待してしまうんです。本当の世界、世界の全体、言い換えれば「神」の世界が少しずつ見えてくるんじゃないかと。それが幻影のようなものであっても、教えてほしいんですよ。

幽大: それは期待せんほうがいいな。死に際にうわごとのようなことを呟くかもしれんがな。何かが見えたとしても、それを現世の言葉でうまく言い表せるとは到底思えん。

吾狼: はぁ~。今回はなんだかものすごい話になりましたね。でも、刺激的で楽しかったです。
 今ふと思いついたんですが、その「元の世界」とか「本当の世界」というものは、分母がゼロの世界なんじゃないですかね。

幽大: 分母がゼロの世界?

吾狼: ええ。数学では、ゼロはどんな数に掛けてもいいけれど、ゼロで割ることはできないと教えられますよね。ゼロで割ると数式が成立しなくなる。強いていえば∞(むげんだい)になってしまう。だから「ゼロでは割れない」「ゼロで割ってはいけない」とされているわけです。
 世界全体……神の領域というのは、そういう感じなのかなと、ふと思ったわけです。人間には計算できない、認識できないもの、でも、存在はしているんじゃないかと感じられるもの。

イシ: うまいね。座布団10枚かな。

幽大: では、吾狼くんに座布団10枚あげたところで、今回はこのへんにしておくかね。余輩はもう睡い。

吾狼: はい。座布団10枚ありがとうございます。では、みなさん、おやすみなさ~い。

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ぷちサミ(17)進化論と神の融合 ― 2023/02/15 20:38

第5回 2022/10/25 の3

生物も環境ではなく「意識」が変えていく

吾狼: え~と、ちょっと待ってくださいね。話を少し整理させてください。
 幽大さんの「魂の活動によって物質が作られる」という言葉を、イシコフさんは「生物も無生物も、無数に存在する意識が集まって、その結果形成されたもの」だと言い換えましたよね。そうすると「魂」は「意識」なんですか?

イシ: ああそうか。意識というと、脳の活動の一部だととられるか。
 そうだなあ……無意識の意識みたいなものかな。

幽大: いや、脳で思考したことも含まれておるじゃろ。肉体という乗り物を与えられて現世に出現した後に経験し、それを元に脳で思考した結果の意識も加わっておるんじゃないかな。

イシ: 幽大さんがいう「魂の活動によって物質が作られる」という説を別の角度から見れば、進化論の見方も変わるような気がするんです。
 ダーウィンの進化論というのは、正確には「自然選択説」といって、「生物は環境に合わせて変化する」という説ですが、幽大さんは生物を変化させるのは環境だけでなく、そうなろうという集団意識のようなものではないか、ということですよね。

幽大: そういうことじゃ。
 例えば、モリアオガエルというカエルがおるわな。池や沼などの水面上に張り出した木の枝や葉っぱに中華饅頭のような大きな白い卵塊を産みつけるカエルだ。卵塊の中でオタマジャクシが育ち、雨が降って卵塊が溶けるのを待って下の水に落ちていく。
 これにそっくりだが、一回り小さいシュレーゲルアオガエルというカエルがいる。シュレーゲルなんぞというドイツ人の名前がつけられてしまったが、れっきとした日本の固有種で、身体全体が緑色でおっとりした性格のカエルだ。やつらは田圃の縁に穴を掘ってやはり白い卵塊を産みつける。
 人間が水田を作る前は、田圃ではなく池や沼の縁に穴を掘っていたはずだ。オタマジャクシはその穴の中で卵塊に包まれた状態で育つ。
 しかし、この産卵方法というのは失敗が多い。大雨が降って水面が上昇し、穴の中にまで水が入り込めばうまく泳ぎ出せるが、そこまでの雨が降らなければオタマは土の中で干からびてしまう。逆に、卵からオタマになる前に大雨が降って卵塊が水の中に流れ出てしまえば、卵塊は水中で腐ってしまい、やはり全滅してしまう。
 余輩は以前から、モリアオガエルの先祖はシュレーゲルアオガエルではないかと思っておるんだ。

吾狼: シュレーゲルアオガエルの一部が進化してモリアオガエルになったということですか?

幽大: 進化かどうかは分からん。イシコフさんがいうように「変化」だな。
 シュレーゲルの中の元気がよくて積極的な性格のやつらが、自分たちの産卵方法では効率が悪すぎると思って、木の上に登って卵を産みつける方法を考え出した。そのためには今よりも体力も必要だし、大きな卵を産むための大きな身体も必要となる。それを意識した集団がモリアオガエルへと変化していったんではないか……と。

吾狼: 面白いですねえ。まさに、環境によって変化したわけではなく、集団意識によって変化した……と。

幽大: そういうことだ。モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルは似たような環境に棲んでおる。環境によって変化したというだけなら、シュレの全部がモリアオになるか、シュレのままであってもおかしくない。

吾狼: モリアオガエルがシュレーゲルアオガエルから分化したかどうかは分かりませんが……。

幽大: それを言っちゃあおしまいよ。余輩はそう思っておるという話だわな。

イシ: いいんじゃないですか、それで。
 生物がすでに存在している「意識」の集合によって生まれるのだとすれば、生物を変化させるのも「意識」ということになるというのは分かります。生成するより変化させるほうがずっと簡単ですものね。
 で、その話をさらに別の角度から見れば、人間社会も、その社会を構成している人たちの集団意識によって変化するということになりますよね。それはもう、まったく無理のない解釈でしょう。


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ぷちサミ(16)個々の意識が現世を具現化する ― 2023/02/15 20:32

第5回 2022/10/25 の2

重なり合う世界の集合体としての現世

吾狼: でも、そうすると、ぼくが住んでいる世界と、幽大さんやイシコフさんが住んでいる世界は同じものではないということなんですか? ぼくが見ているお二人は実体ではなくて幻想というか、ただの映像のようなものなんですかね。

幽大: いや、そういうことではないな。余輩が見ている世界と吾狼くんが見ている世界はほとんどが重なり合っている。しかし、同じ世界ではない。重なり合っている部分は共通だから、わしらの目の前に赤い郵便ポストがあれば、そのポストは同じポストだ。同じ形、同じ質量、同じ色をしている。まあ、色に関しては「赤い」という色の認識の仕方が違っておるかもしれんがな。
 ここで、余輩が死んで肉体が機能を停止したとする。余輩の脳が活動をやめてしまえば、余輩と紐づけされた世界は消滅する。多重構造であった現世から薄い1枚の世界が抜け落ちるわけだ。しかし、残った世界は相変わらず今まで通りの形をしている。吾狼くんの目の前にあったポストはそれまでと同じような形、質量、色を持った物体として存在し続けている。しかし、その世界は余輩の脳が認識していた世界が重なっていたときの多重構造とは違う世界になっておる。
 分かるかな?

吾狼: ええ、まあ……なんとなく……。

イシ: 今の話に量子論的な説明を加えてみましょう。
 世界は目に見えない極小の物質……量子の集合体であり、量子は絶えず動いているし、それを観測する意識の有無によって動きを変えている。変化しているわけですよ。
 有名な「二重スリットの実験」で暗示されているように、量子はそれが観測されているかいないかによって動きを変えるという、人間の理解を超えたものです。

幽大: 二重スリットの実験? 聞いたことはあるが、どういうものだったかは忘れてしまったな。

イシ: 平行する2本のスリットに光をあてると、光は「波」の性質を持って進むので、その向こう側の壁には「干渉縞」と呼ばれる濃淡のある縞模様ができる。
 ところが、同じ二重スリットに電子ビームで電子を1つずつ打ち出したときも縞模様になる。電子が1つずつだから干渉し合うわけがないのになぜ干渉縞ができてしまうのか?
 そこで、1発ずつ打ち出した電子が、スリットのどっち側を抜けていったのかを記録してみると、今度はきれいに2本線が現れた……。そういう理解不能な観測結果が出てしまった実験ですね。
 簡単にいうと、人間が観測していると電子は粒子のような挙動をする。観測しないと波のように振る舞う、ということですね。つまり、人が見ているか見ていないかで、挙動を変える。

幽大: ああ、思い出した。歳のせいで、最近は歴史的な事件やいろいろなデータは覚えておるんだが、そういう実験とか理論とかは記憶が薄れてしまってな。

イシ: データを覚えているというだけでも凄いですよ。私はそういう記憶がすでにボロボロです。
 で、話を続けますが……この「観測されている」というのは「認識されている」ということですから、幽大さんと吾狼さんの二人に認識されている状態と、幽大さんが消えて吾狼さんだけが認識している状態では、目の前にある郵便ポストを構成している量子の動きも違うかもしれないですよね。

吾狼: わぁ~、ここで量子論が出てくるわけですか!
 でも、そう言われると、なんとなくそういうことか~、って分かったような気になるような、ならないような……。

イシ: 量子は絶えず動いている、ってのは分かっているわけだよね。あらゆる物質は原子でできていて、原子は原子核の周りを電子が回っている、と説明されてます。物理学の世界でも、そのことに異を唱える人はほとんどいない。石のような動いていない物体でも、それを構成している量子レベルで見れば常に動いている。しかも、量子と量子の間はスカスカなわけですよね。
 原子核をごま粒の大きさだとすると、電子はごま粒より小さくて、原子核というごま粒から100㍍くらい離れているところを動き回っているわけです。その間はなんにもない。
 私たちが固くて隙間など何もないと認識している石も、原子の集合体だから、本当の姿はスッカスカなはずなんですよ。そういうものを人は石として認識し、触ったり持ち上げたりしている。そういうのが私たちが認識できる物理世界なわけです。
 スッカスカの世界が重なり合っているのが「現世」で、しかもそれを構成している極小の物質──量子は認識のされ方によって動きを変える。
 人間の脳では理解しきれないことですけれど、そういうわけの分からないものが「現世」……私という脳が認識している、私に紐づけされている物理世界なのだとしたら、その物理世界で起きていることなんて、3D映画の一コマにすぎないのかな……と。

幽大: ほ~お、なるほど、イシコフさんが説明すると学術的な香りが加わって説得力が増すな。
 余輩は物理学的な話はできんが、感覚的な話はできる。妄想とも言うがな。
 わしらが住んでいるこの物質世界なるものが、個々の意識と紐づけされた無数の世界の重なり合わせだとすれば、物質そのものも、最初は「意識」から生まれたのではないかな。
 肉体と魂は別のものだと考える者も、肉体に魂が宿ると考えるじゃろ。肉体が先にあって、そこにどこかから魂がやってきて入り込むといった感じだな。しかし、もしかすると逆ではないのかな。

吾狼: 逆? 魂に肉体が入り込むんですか?

幽大: いや、違う。入り込むのではない。魂が先にあって、魂の活動によって物質が作られる、という感じかな。

イシ: それは面白いイメージモデルですね。すごく面白い。
 ということは、あらゆる物質は、無数に存在した意識が集まって、その結果形成されたということになりますか。生物も無生物も。

吾狼: 例えば、タコという生き物は、そういう生き物がいたら面白いなと思った「意識」がたくさん集まった結果生まれたんですか? タコは地球上に人間が現れる前からいたようですから、タコを作った意識は人間の意識ではないですよね。

幽大: う~ん、そう言われると、なんとも答えようがないが……。魂は人間だけにあるものではないからな。

イシ: この話、もう少し掘り下げてみたいですね。掘り下げるというか、広げるというか……。


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ぷちサミ(15)正気を保つための「多次元世界観」 ― 2023/02/15 20:29

第5回 2022/10/25 の1

肉体と精神は徐々に分離されていく?

吾狼: みなさんしばしのご無沙汰でした。今日は2022年10月25日。前回のぷちサミから半月ほど経過しましたが、日本は、というか、世界はまだギリギリなんとかなってるようですね。

イシ: 1ドル150円突破だの、ドル売り・円買い介入がすでに8兆円を超えただの、ウクライナとルーマニアの国境に米軍最強といわれる第101空挺師団が派遣されただの、怖ろしい話はいろいろ出ているけれどね。ヨーロッパの混乱ぶりは日本ではほとんど報道されてないし、まだまだ日本国民は呑気だよね。

吾狼: ですよねえ。なんか、欧米の人たちは開き直り始めたんじゃないかとさえ感じますね。正気を保つためには意地でも今まで通りの生活を取り戻すんだ、と。
 それでですね……ぼくとしてはお先まっ暗な話にかなり疲れてしまいまして、前回の最後に幽大さんがおっしゃっていた「いかにして自分の肉体からうまく離れて、元いた場所に戻っていけるか」という話が気になってるんですが、今回はそっち方向の雑談でもいいですか?

イシ: おお、いいねえ。私ももうほとほと疲れてきた、というか、飽き飽きしてきたところだったんだよね。我々がここでいくら現状分析的な話をしても、世の中が変わるわけじゃない。私の周辺でも、このサイトを覗いて「おもしろいお話ですねえ」なんて言っている人が、翌日シラッと「4回目を打ちました」なんてSNSに書き込んでいるのを見ると、クラクラしてくるもの。
 幽大さん、どうですか? あの話をしていただけませんか?

幽大: うん、まあ……疲れそうじゃが、そう言われてしまうと断れんわな。ただ、きみたちが面白いと思うかどうかは分からんよ。

吾狼: そうもったいぶらずにお願いします。

幽大: それなら、まあ……。
 まずだな。余輩はこの中ではいちばん年寄りなわけだわな。日本人の平均寿命とやらはもう生き抜いたが、今のところ大きな病を患っておるとかいうこともなさそうだ。まぁ、検査もしておらんので分からんがな。
 しかし、日々、自分の精神と肉体が少しずつ分離していくような気がしておる。簡単にいえば、自分の身体が重荷になっているというか、身体を操ることにいちいち神経を使い、気合いを入れなければならんのだな。

吾狼: はい。でもそれは歳を取ればみんなそうなんじゃないですか。ぼくはいちばん若いですけど、すでにそういう気分はよく分かりますよ。今までは意識せずに簡単にできていたことができなくなってくる。生き物としての宿命ですよね。

幽大: まあ、そうなんじゃが、余輩が言いたいのは、単に肉体が思うように動かせないというだけではなくてだな、なんというか、自分の存在はこの肉体とは基本的に関係のない場所に所属していたんではないか、という感覚だな。
 肉体はたまたま与えられた乗り物。言ってみれば、レンタカーのようなもの。レンタカー屋で「小型車ですね? ではこれに乗ってください」とたまたま割り振られたような……その程度のものではないか……と。
 ただ、肉体というのは脳も含まれるじゃろ。人間は脳を使って思考し、行動する。ということは、生まれたときにたまたま与えられた乗り物である肉体が、現世では一人一人の個性になるわけだ。脳の持っている能力以上のことは思考できないし、行動にも移せない。
 だから、若いときは脳を含めた肉体が自分であると信じている。

イシ: いわゆる唯物論的世界観ですね。

幽大: まあ定義はなんでもよいわ。脳が認識し、思考する世界がすべてだと、多くの者たちは信じておる。その感覚が、歳を取ると緩んでくる、とでもいうのかな。
 脳とは切り離された精神というか、魂というか、そういうものをいやが上にも感じるようになる。これが完全に分離していったときが肉体の死なんだろうと。

吾狼: 霊肉二元論ですね。

幽大: まあ、どうとでも言いたまえ。平凡でつまらん話だと思うならもうやめるが?

吾狼: イシ: いえいえ! 続けてください!

幽大: 霊魂と肉体という話で終わるなら、余輩もつまらんと思うさ。そこで、惚けてきたこの頭……まあ、これは「脳」だろうが……で精一杯考えたんだわな。
 余輩が見ているこの世界が肉体を通して認識している世界なら、現世は個々の肉体と紐づけされた存在なのではないか、とな。
 ということは、吾狼くんやイシコフさんが見ている世界も、同じようにそれぞれの肉体と紐づけされておる。それは同じものではないのではないか。3人いれば、3つの世界が存在している。100人なら100個の世界が存在している。その複数の世界が重なり合っているのが現世なのではないか、と。
 ……ああ~、余輩が言いたいことは、伝わっておるかな?

イシ: はい。分かります。すごくよく分かります。
 実は私も同じように考えているんですよ。
 私たちが見ている世界……幽大さんは「現世」とおっしゃっていますが、現世というものは単一の物質世界ではなく、個々の意識の「認識」にすぎないんじゃないか、と。
 もっと分かりやすく言えば、3D映像のようなもので、世界の「実体」ではない。
 3D映画を見ているとき、映像も音声もあるから、視覚と聴覚でそこにあたかも別の世界が存在しているかのような疑似体験ができるわけです。現世も同じなのではないか、と思うんです。
 3D映画と違って、視覚と聴覚だけでなく、手で触れて触感を得られることで、その世界がカチッとした「もの」として実在していると錯覚しているけれど、それは3D映画に触覚が加わった程度のもので、私たちが唯一絶対の世界だと信じている物理世界もまた、「世界」の実体、あるいは「世界全体」ではないんじゃないか。
 ということは、物理世界は一つではなく、脳が認識する数だけある。その膨大な数の世界が幾通りにも重なり合う世界がまたある。人間の脳にはなかなか理解できないような、いわば無限の多重構造になっているんじゃないか……と。

幽大: おお、分かってくれるか。なかなか言葉で説明するのは難しいんじゃがな。そういうことだ。

吾狼: それって、今のような時代を生き抜くためのテクニックにもなりそうですね。自分が見ている世界はいわば幻想というか、自分にしか見えていない映像のようなものなわけでしょう? その世界がどんなに理不尽でひどい世界でも、ゾンビ映画を見せられているようなものだと思えばいいわけですよね。実は世界の本質はもっと多次元、複層的なもので、自分も最後はその巨大な世界に戻っていく……みたいなイメージで生きていれば、腹の立つことやストレスの溜まることも、「まあ、これも所詮は俺だけが見ている出来の悪いゾンビ映画の世界のことだし」と思って、突き放せるかもしれませんね。

幽大: そういうことじゃな。
 吾狼くんはまだ若いから、そういう考え方、使い方でいいだろうな。余輩のような老いぼれは、目の前の最大関心事は生きること以上に「死ぬこと」なんでな。ズルい使い方じゃが、死への恐怖を薄れさせるための思考ともいえるわな。
 死は壊れたレンタカーを返却するようなものだ。壊れたクルマはそのまま廃車となるじゃろうが、そのことを必要以上に恐れたり悲しんだりすることはない。たかが乗り物なのだから。
 レンタカーから降りると、そこは今までクルマの窓ガラスを通して見ていた世界とはまったく違う、本当の世界に浮かんでいる……そんな感じかな。
 問題は、レンタカーの「返却」をいかにうまくやってのけるかということだな。
 返却……つまり、今まで使っていた肉体との分離がすんなりといかなければ、苦しい思いをする。それは避けたいわな。
 きれいに、楽に分離したい。
 今は、その準備をしようとしておる。

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ぷちサミ(14)この冬を越せるかどうかが分かれ目 ― 2023/02/15 20:26

第4回 2022/10/09 の3

この冬ヨーロッパで何が起きるのか

イシ: なんだか毎回私が暗~い結末に持ち込んでいるようで申し訳なくなってしまうんだけれど、少しでもいい兆候とかはないかな。吾狼さんは何か明るい情報とか持ってない?

吾狼: ん~~~、特にはないですねえ。でも、当初考えていたよりも日本が持ちこたえている感じは少しあるかな。

幽大: 今のところ、大災害とか本格的な飢餓地獄とかはないわな。物価は高くなり、円安も止まらんが、ヨーロッパに比べたらまだまだ耐えられる段階じゃろ。

イシ: そうですね。私も、夏前には、今年の秋には相当深刻な状況になっているんじゃないかと思っていたんですが、もう秋ですもんね。このまま冬もなんとか乗りきれますかね。

吾狼: でもでもでも、日本はまだしも、ヨーロッパで暮らしている人たちとやりとりすると、かなりとんでもないことになっているようですよ。エネルギーも食料も、このままだと冬を乗りきれるだけの量を確保できないでしょ。スイスやイタリアでは、冬の室内暖房を最高19度までに制限すると国が言っていて、違反すると厳罰だそうだし。

イシ: そうだね。ノルドストリームもアメリカが爆破してしまったから、ロシアからのガスが届かなくなった。ロシアと交渉してどうにかするという希望も潰えたようだね。

幽大: 日本のメディアはそのへんを全然伝えんわな。しかし、ヨーロッパがこの冬を無事に乗り切れんとなると、日本にも当然影響が出るじゃろ。

イシ: すでにいろんな国で反政府デモが起きていますね。みんな自国の政府がアメリカとNATOの言いなりになって馬鹿げたロシア制裁やウクライナへの軍事支援を続けていることが原因だと気づいている。ところが、どの国のトップもWEFのメンバーで、理不尽な政策をやめようとしない。

吾狼: そうそう、そうなんですよね~。どうもあの人たちには「国」とか国益いう概念がないというか……戦争もコロナインフォデミックもワクチンも、何か別の目的のために使っている感じですよね。デジタル技術を使った世界統一政府の成立みたいな……。

イシ: うん。戦争の概念が完全に変わってしまったね。国と国の衝突という図式では理解できないことばかり起きている。

幽大: 余輩には、自国を守るという信念で行動しているのはプーチンだけのように見えるな。あの男だけが他の国のトップとは違う行動様式で動いておるんじゃないのかね。

吾狼: 中国はどうです? 習近平も中国覇権思想で動いているんじゃないんですか?

幽大: 余輩には中国は理解不能じゃな。何を考えておるのか分からんところがある。

イシ: 私も同感です。ロシアと中国の共同歩調という図式で語られることが多いですが、本当にそうでしょうか。新コロウイルスの開発では中国はアメリカと協力していたフシがあるし、プーチンはWEFのWEBサイトから名前が消えたみたいですが、習近平は今でも名前が残っていますよね。
 はっきりしているのは、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの英国連合は今でも共同歩調を保っていて、自滅路線を突き進んでいるということでしょうか。オーストラリアはついに牛にまでmRNA製剤を打つとか言っているようですし、カナダのトルドーもちょっと常軌を逸した政治をしています。
 カナダやオーストラリアはまだ国土が広いし、食料生産国だからもうしばらくはなんとかもつかもしれませんが、この冬、ヨーロッパ諸国は一気におかしくなるかもしれない。そうなると、国民が暴動を起こしますよね。政府対一般市民という騒乱・混乱が起きるんじゃないですかね。

幽大: すでに起きておるようじゃがな。庶民の怒りが一気に爆発して収拾がつかなくなるということか。そのとき日本はどの程度巻き込まれるか……というのが問題じゃな。

イシ: 日本もすでに相当困窮していますが、ヨーロッパの深刻さに比べればまだゆるいと思うんですよね。この冬、ヨーロッパが完全におかしくなったときに、不用意に動くと飛び火どころか、全焼丸焦げになりかねない。

吾狼: 市民の暴動が引き金になって、ヨーロッパ全土が巻き込まれる戦争になったりしないでしょうか。

幽大: それは大いにあるんじゃないか。

イシ: 予測がつきませんよね。そういうことも人口削減計画に織り込み済みなのかもしれないし。
 もしかすると、「新秩序」というのを目指している連中にとって、ヨーロッパは大して価値を感じられない地域なのかも……。

幽大: 狭い国がごちゃごちゃしておるだけで、一部の穀倉地帯を除けば食糧供給や地下資源供給という潜在価値が薄い……ということか。

イシ: 新コロ流行初期での死者数も、ヨーロッパに片寄ってますよね。……考えすぎかなあ……。

吾狼: ああ~! そう言われてみると……イシコフさん、それはあるかもしれませんね!

幽大: そうなると、日本はどうなるのか。世界を支配していると思っている連中が日本をどう考えているのかが気になるところだわな。資源はないが、操りやすく、従順で真面目に仕事をする国民性は今後も利用価値がある、と考えているのか……。

吾狼: ワクチンも大量に買ってくれて、ホイホイと莫大な金を献上する都合のいい国。その従順さに免じて、あまり死なないようにワクチンの成分を薄めておいてやろう……とか、そういうことですか?

イシ: それならいい……いや、よくはないか……う~ん、なんだかなあ……。

吾狼: まったくもう、なんだかなぁ、ですね。

イシ: ワクチンという時限爆弾が今後どのように作動するのか、それとも不発弾が多いままになるのかは分からないけれど、基本的には、アメリカがドルと武力によって支配してきた世界は徐々に衰退して、ロシア、中国の力が強くなるよね。
 その潮流にインドや南米の一部の国がうまく乗り替えて生き残る。ヨーロッパは生き残れずに燃えかすのようになる。アメリカは大国で、さすがに簡単に消えることはないから、力を落としながらも新しい経済秩序を受け入れつつ、他の国々と同列のあたりにまで落ちて生き延びる。そうした世界に移行していくんじゃないかと、私は予想しているんです。
 そうした流れの中で、アメリカの言いなり一辺倒だった日本はどうなるのか。アメリカとの距離を徐々にとりながら、他の国との関係をうまく維持していけるのか。バランスボールの上でうまく重心を保てる政治家や官僚が現れるか……。

幽大: 期待薄じゃな。

イシ: ですよね。せめて、国民を危険な方向にミスリードするカリスマ性を持った人間がトップにならないように祈るだけです。
 政治家よりも、若い企業家とかに期待したほうがいいのかな。でも、若さは危険もはらんでいるし……。

幽大: 余輩はもう長くはないんでな、実のところ、この世界のことにはあまり興味がなくなりかけておる。自分の肉体からいかにしてうまく離れて、元いた場所に戻っていけるか、というのが課題だな。

吾狼: 元いた場所……ですか。その話を聞きたいです。

幽大: 今日はもう疲れた。また今度、機会があればな。

イシ: ぜひ聞かせてください。
 では、今日はこのへんにしておきましょうか。お疲れさまでした。


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ぷちサミ(13)なぜ殺されるはずがないと思うのか? ― 2023/02/15 20:18

第4回 2022/10/09 の2

「人口削減計画」が出てくるのは当然のこと?

イシ: なぜこれだけ多くの人たちがワクチンの嘘を見抜けないのだろうと不思議に思うわけだけれど、要するに、「国」が国民を殺すはずがない、医者が人を殺すはずはない、知識のある学者が人を瞞すはずはない、と思いこんでいる、ってことなんだろうね。

吾狼: わぁ、きつい言い方ですねえ。

幽大: いや、まさにそういうことじゃろ。権力者や知恵のある者たちが庶民をただの道具として使い捨ててきたというのが人間の歴史ではないのかな。
 昔は単純な武器しかなかったから、権力者が自分の支配圏を広げようとか、敵対する勢力を消し去ろうとして起こす戦争では、一般民衆が武器そのものだった。戦(いくさ)に勝つためには、兵士をたくさん揃えて、効率よく敵を殺すことを考えるわな。その際に、末端の兵士一人一人の命などいちいち気にしておられん。その家族がどうなるかなんてことも気にはせん。
 相手と自分の兵力が2万ずつだったとして、自分の兵力が1万人死んでも、相手の2万の兵力を全滅させられればいい。
 しかし、そこに駆り出される雑兵の4人に3人はその戦で死ぬわけだ。たとえ戦に勝って、生き残る4人に1人になっても特にいいことは何もない。今まで以上にうまいものが食えるとか、暮らしが楽になるとか、そういうことでもない。よくてせいぜい現状維持。そのために命をかけるなどというのは、普通に考えれば損しかないが、そんなことを計算せず、ただただ周囲の流れに身を任せて動く。

イシ: ええ。でも、そういう時代の戦争のほうが、雑兵たちは自分たちを武器として使う権力者が自分たちの命のことなど考えていないということを知っていたんじゃないですかね。今の時代、打ってしまう人たちは、そうは思っていないわけですよ。
 日本の戦後は、ゼロというか、大きなマイナスからのスタートでしたから、頑張ればどんどん暮らしはよくなった。直接の戦争に駆り出されることもなかった。
 権力者は自分がいちばん可愛くて、庶民の暮らしのことをまともに考えていないだろうけれど、おこぼれにあずかるだけでも暮らしはどんどん豊かになった。そういう時代を生きてきたから、権力者たちがいくら腹黒でも、まさか毒物を国民全員に打たせようとするなんてことはありえない、と。

幽大: 現代の平和惚けとは、まさにそういうことじゃろうな。他国にやられないために核武装しろとか言っている連中も平和惚けなんじゃ。そんなもので国民の命が守れるわけがない。もはやそういう時代ではない。いちばんの危険因子は自分の国の中にある。
 サイコパスや無責任な付和雷同主義者や金の亡者の集まりが国の運命を握っている状態がいちばん危険なのだということを理解しておらんのだな。

吾狼: ワクチンが有害だと主張する人たちも、それが人口削減のための道具だという話になると、そこまで言うのは陰謀論だからやめろ、という人と、これが人口削減を目的にした生物兵器だということがなぜ分からないのか、という人に分かれますね。

幽大: 吾狼くんはどっちなの?

吾狼: 最初は、ビル・ゲイツが人口削減計画を進めるためにワクチン研究やらWHOやらに資金提供をしている、というような話に対しては、それはちょっと面白がりすぎじゃないの、と思ったんですよ。でも、今はもう、人口削減計画を真剣に進めている人たちがいることは確実だと思ってます。コロナ騒ぎやワクチンがそれに関係しているのも間違いないと。

幽大: それはそうだろうな。

イシ: 私も吾狼さんと同じですね。最初はなんで突然ビル・ゲイツが出てくるんだと思ったんですが、ちょっと調べればもう真っ黒でしたね。

幽大: 吾狼: (笑)

イシ: これもちょっと考えれば当然というか、ごくごく分かりやすい話なんですよ。
 彼らが持っている富を使えば、現代ではできないことはほとんどない。巨大メディアを支配し、あらゆる基幹産業を支配しているわけですから。
 彼らにとっては人口削減計画は「正しいこと」を合理的に遂行しているという認識です。自然の摂理を保つために神に代わって人間社会をコントロールしているのだ、という認識。
 杉林を間伐して良材を育てるようなことなんです。伐られる杉が可哀想なんて思っていられない。それと同じですね。

吾狼: ぼくたちは間伐される杉と同じですか?

幽大: そうじゃろ。利用する側とされる側の関係じゃな。
 昔の殿様と雑兵の関係は少し違った。殿様にとって、兵隊は多いほど自分の力も大きくなったから、無駄に殺すようなことはせん。
 しかし、平和な世の中ではどんどん人は増えていく。その分、食い物や地下資源が減っていく。鹿やイノシシが増えて農作物を食ってしまうとなれば、有害獣として殺して数を減らす……そうしたことは人間社会の中で普通に行われておる。

イシ: しかし、庶民は自分たちが間引きされる側にいると思っていないわけです。正常化バイアスというか、そう思わないことで精神を正常に保つみたいなことですかね。これはもう、精神医学的領域の話になるのかな。ある種の認知症というか。
 ものすごく頭が切れて、人からは人格者だと慕われるような優秀な人でも、生存本能に関わる基本的な部分にポッカリ空洞がある……みたいな病気。

吾狼: イシコフさんはきついなぁ……。でも、そうなんでしょうね。冷静に考えれば見えてくる現実ですものね。それが見えないというのは、テレビと新聞が伝える情報を丸呑みして疑わない人たちですね。
 普通に考えれば明らかにおかしい、怪しいということでも、それが本当かどうか確かめようともしない。
 ネットに溢れるそれ以外の情報収集をしている人でも、その整理や処理の段階でバイアスがかかるんでしょう。

イシ: 加えて、現代では、間引きする方法が複雑化しているというか、「複合的」になっているんだよね。昔のように目に見える殺し合いじゃない。だから、間引き作業が大々的に進行中なのに、ほとんどの人は気がつかない。

幽大: 「害獣駆除」という名目で殺される獣たちが可哀想だと思う者はいても、真っ向から反対することははばかられるから沈黙する。ましてや、自分たちが殺される側に入っているとは思いもしないんだな。

吾狼: いわゆるサイレントマジョリティと呼ばれる、自分からはあまり主張しない、自分が浮かないように周囲に同調している人たちだけではなく、普段かなり尖ったことを言って目立つ人、才気溢れる天才肌みたいに見られている人たちでさえ、ことワクチンに関してはまったく疑いを持たないですよね。疑義を唱える人のことを「反ワク」なんて呼んでバカにしている。そういう能天気な決めつけを頭の足りない人たちの特徴としてバカにしてきたような人たちが、なぜかワクチンに関しては自分がまさに単細胞な振る舞いをし続けている。それも、ぼくにはどうしても理解不能なんです。

イシ: さすがに途中から気がついて後悔している人もいるように思うけどね。自分は賢いんだと信じていて、プライドが高いから、あまりにも単純なミスをしてしまったことを認めたくない。
 そのタイミングで、今度は金を積まれたり、それまで築いてきた地位や名声を失わせるぞと脅されて、便利なインフルエンサーとして利用されている人もいるような気がするね。

吾狼: いるでしょうね。
 テレビに出てきて大衆を誘導するような人って、芸能人とか政治家が多いですよね。芸能界と政界は人種が似ているんですよ。目立ちたがりでプライドが高い一方で、自分のポジションが脅かされ、芸能界、政界という特殊な世界から消えてしまうことを極端に恐れる。今のポジションを守るためならなんでもする。嘘もつくし、沈黙も守る。

イシ: 芸能界のことはよく知らないけれど、政界や官僚の世界からはいくつも生の情報が入ってくるよ。例えば「俺は打たねえよ」と言い放った厚労大臣とかね。あの人はかなり早い時期にまともな情報を得ていた。バカではないから、今でも打っていないはずだよ。でも、本当のことを言えば殺されかねないからね。要職についていなければひたすら沈黙を守るという護身方法もあったかもしれないが、厚労大臣というど真ん中ポストを与えられてしまったらね……、これはもう、逆のことを言って自分の身を守らなければいけない。ストレス溜まるだろうね。

吾狼: 野党の人たちはどうです? 立民も共産も「ワクチンはまだか!」という感じで騒いでいた時期がありますが、今も気がついていないんでしょうか。

イシ: どうなんだろう。思考停止、視野狭窄のままの人たちは多いだろうけど、さすがに何人かはもう分かってきたんじゃないかなあ。でも、あの人たちは保身・護身もそうだけど、メンツにこだわるからね。「あれは間違いでしたすみません。今から全力で接種阻止に回ります」とは言えないんだろうね。党内での足並みも揃わないし。

幽大: 政治に期待しても無理ということじゃよ。あとは自分で自分の身をどう守るかということしかない。

吾狼: ぼくはもう、大人が打ってしまっておかしくなるのは仕方がないと諦めてますが、子供たちが可哀想で。自分の周りでも、外で元気に飛び回っていたような子供たちの親が、2回打たせたとか、3回目も、とか言っているわけですよ。さすがにたまらなくなって、それだけはやめてくださいと言うと、いつも温和な人なのに、サッと顔色を変えて怒り出すんです。
「そんなに陰謀論的なことを信じているなら、近所の人たちを説得して回ったらどうだ。うちでは打たせる! あんたに人の家のことをとやかく言われる筋合いはない!」
……と、語気を荒らげて……。そんな状況で何か言えませんよ。言えばそれこそ村八分にされる恐れが出てくるわけで。

イシ: そうなるよね。だから、害を知りながら打て打てどんどんとやっている政治家や医者を一方的に非難することもできないような気持ちになる。自分はどうなんだ、と。嘘を言いふらしてはいないし、最低限、発言はするけれど、積極的に説得しようという気持ちはもうなくなっている。
 一方では、ネットを通じて、今も懸命に声をあげ続けている医師や研究者も大勢いる。自分の立場や命さえ危険にさらして。

幽大: あまり考え込むと、身体に悪いぞ。世界全体の流れは、わしらのような力のない者が悩んだり叫んだりしたところでどうにもならん。
 わしらが無名の弱者であることの幸運に感謝して、せめて嘘を言わんという生き方を貫けばよいのではないかな。

吾狼: 無名の弱者であることを感謝する……ですか。そうですよね。政府高官とか官僚のトップとかなら、嘘をつき続けないと殺されるかもしれないわけだから。
 あ~あ、またまたやりきれない話になってしまいましたね。

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ぷちサミ(12)ワクチン分断世界 ― 2023/02/15 20:14

第4回 2022/10/09 の1

非接種者たちが作る落人(おちうど)集落

吾狼: お久しぶりです。今日は2022年10月9日ですね。明日は体育の……いや、スポーツの日で休日らしいので、三連休の中日(なかび)ですか。
 お二人ともお変わりなかったですか?

幽大: 余輩自身のことなら、寿命が少し減ったということくらいかな。

吾狼: 寿命って、伸びたりはしないんですか?

幽大: いいことがあれば伸びるかもしれんがな。いいことなんぞ、一つもないからな。
 ただ、余輩が暮らしている土地では多少変化が起きておるよ。
 都会から逃げてきた連中が耕作放棄地や未開の土地を買って、共同農場みたいなものを作り、その周囲の空き家などに住み着き始めておる。

イシ: 逃げてきた? なんだか平家の落人集落みたいですね。

幽大: まさにそんな感じかもしれんな。まだ数家族、総勢十数人くらいじゃが、余輩のところにもたまに来て雑談したり、酒呑んで歌ったり踊ったり……。

イシ: どういう人たちなんですか? 自然農を志向するナチュラリストみたいな?

幽大: いや、そういうはっきりとした主張を持っているわけではなさそうだな。共通しているのは、ワクチンを打っていない者たち、ということかな。医療現場や介護施設にいた者もまじっとる。

吾狼: ワクチン非接種者集落ですか。

幽大: そういう定義もどうかと思うが、結果的にはそうかもしれんな。
 職場での接種圧力が強くて、抗いきれず、たまらず仕事も家も捨てて遠方へ移住したというようなことかな。
 その数家族は親類縁者というわけではなく、ネットを通じて知り合ったそうだ。若い独身者もいたな。

イシ: ワクチンを打ちたくない、というだけでグループができて、新しい集落ができる……みたいなことですか?

幽大: ワクチンだけではないんだろうがな。これから間違いなくやってくる食料危機、エネルギー危機を乗り切るためには、都会から早めに出て、自給自足的な生活を始めたほうがいいだろうとか、そういう価値観や考え方が一致した者たちが、少数でも結びつきを求めて……ということではないかな。

吾狼: ああ~、分かります、分かります! いわゆる「分断」社会で起きている現象ですね。
 ぼくが知っているのはネット上のワクチン非接種者コミュニティです。非公開のものがほとんどですが、いくつかできているのを知ってます。
 ワクチンを接種していない者だけが集まる小規模閉鎖系SNSみたいな感じですね。

イシ: へえ~、それは興味深いね。そこで思いっきり憂さ晴らし雑談をかわすわけ?

吾狼: いえ、今はもう、そういう段階を超えてますね。もっと現実的というか合理的というか切実というか。
 例えばマッチングアプリ的な利用を考えている若い人たちのグループ。彼らは接種者との恋愛を避けようとしているんです。自分が好きになった相手がすでに2回も3回も打ってしまっているとなると、これから先、どんな運命が待っているか分からない。結婚しても子供がちゃんとできるのか。それ以前に、シェディングが怖くて、身体に触れる……まさに「濃厚接触」するのが躊躇われる。
 ワクチンを打ってしまう人たちは、ウクライナ関連でも簡単に瞞されてますから、そういうことでいちいち言い争いになるのも疲れる。
 だから、最初からワクチンのことを考えなくてもいい相手だけが集まっているグループで相手を捜したい……という。

イシ: なるほど。まさしく合理的というか、現実主義だね。しかし、なんという社会になってしまったのかねえ。

幽大: 余輩の近所にできつつある落人集落もそんな感じだな。多感な時期の子供を学校に行かせたくない。学校に行くと、一日中マスクをさせられ、給食の時間も机を離して黙食なる行為を強制させられる。そんな異常な環境にわが子を放り込むわけにはいかない、というわけだな。
 そこで、極力、マスク社会から離れた場所に移住して、子供の教育は自分でやる。足りない部分は同じ意識を持った隣人らが助け合う。そういう小さな社会の形成を試みておるようじゃ。

イシ: かつてのヒッピーコミューンみたいな感じでしょうか。

幽大: いや、だいぶ違うのではないかな。かつてのヒッピーは、文明を否定して自然に還れ、といった主張を持っていたと思うが、余輩の周囲の落人たちは、理想論を持っているわけではない。電気もガスもクルマも、使えるうちは普通に使う。食料備蓄のために大きな冷蔵庫を2つも3つも揃えた家族もおる。
 しかし同時に、電気やガスや石油が使えなくなることを想定して、薪ストーブやロケットストーブを備え、薪割りの技術を磨き、井戸を掘ったり沢水を引いたりといった、生きるための基本的な知恵と技術を身につけようとしておる。それが理想の暮らしだというのではなく、なくなったときにしっかり生きていけるように、ということだな。
 不慣れなことを始めておるから、いろいろとぎこちないがな。例えば、いきなり稲作はできんから、いちばん簡単なジャガイモあたりから始めておるようじゃし。ちょっと頼りないというか、微笑ましいというか……。

吾狼: ああ~、なるほど。ぼくも参加しようかな。理にかなっていますもんね。
 ぼくが知っているネット上の非接種者SNSも、みんなどこか醒めているんですよ。
 表のSNSでは今もワクチン論争やウクライナ論争がバチバチ続いてますけれど、そういうのに疲れたというか、もう諦めてしまった人たちが静かに集まって、自分にとって楽しいことだけを呟き、新たな友人ネットワークを小規模に作っているような感じですね。

イシ: 諦めてしまった、というのはよく分かるね。私自身がそうだし。
 最初の頃は、きちんと説明をすれば簡単に分かってもらえると思っていたんだけれど、まったくそうじゃなかった。打つ人たちというのは、とにかく聞く耳を持たないのよね。そんな話は聞きたくない、知りたくないという強烈な拒否反応。あれはどういうことなんだろうね。拒否反応を超えて、もう滅茶苦茶な反論とかもしてくる。そういう経験が続くと、自分を守るためにも、そのことには触れないようになってしまうよね。社会が乱れると少数派が攻撃されるようになっていくというのは、いつの時代でもそうだから。大袈裟ではなく、最終的には隣人たちの手で抹殺されるかもしれないという恐怖を抱くよ。

幽大: まさに戦前戦中の社会がそうだったわな。
 赤紙を拒否したら、特高や軍に捕まる前に、町内の住人たちが黙っとらんわな。そうなるのが分かっていて、しかし兵隊に取られるのだけは絶対に嫌だとしたら、ひっそり遠くに逃げて身を隠すしかない。
 余輩の周りにできつつある落人集落も、結局はそういう危険を感じた者たちの隠れ里なんじゃろう。

吾狼: うわ~、たまらないなあ。まさにもう戦時中なんですね。うう~。

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ぷちサミ(11)世界人口は激減するが人類は生き延びる? ― 2023/02/15 20:10

第3回 2022/08/08 の4

核戦争さえ避けられれば人類は生き延びる?

幽大: 余輩はもうすぐ死ぬが、イシコフさんが言うように、人類はまだしばらくは絶滅はせんと思う。免疫の破壊や水質汚染、環境破壊によって病死は増えるし、餓死や栄養失調での死も増えるから、今までのような社会を維持するのは難しいだろうが、それでも生き残る者はいる。生き残った者たちは、少なくとも遺伝子的、生物学的には強い者たちだろう。劣化した環境に適応したわけだからな。

吾狼: ぼくなんかはさっさと脱落しますね。

幽大: いやいや、吾狼くんは結構しぶとそうだ。運動神経はなさそうだが、体力はそこそこありそうだし、小柄だからエネルギーもあまり使わんだろ。小太りで小柄でそこそこ出歩いているような人間は強そうだ。基本消費エネルギーは低めで、体内にある程度脂肪も蓄えているから餓死しづらい。あちこち出歩いていろんなバクテリアやウイルスにも接しているから自然免疫もついている。ある意味、新時代の理想形なんじゃないかね。

吾狼: でも、食糧不足でインフラも維持できない社会に天変地異も襲ってくるわけでしょ。そんな世の中で苦しみながら生き抜くよりは、一瞬で死んじゃうほうが楽です。

幽大: それなら、核爆弾で蒸発するような死に方がお望みなのかな?

イシ: 冗談ではなく、核兵器が使われたりすれば、環境もろとも吹っ飛びますから、生き残りも何もないですよね。攻撃するほうは中途半端にやっても報復されるから、一気に国を丸ごと吹っ飛ばすくらいの無茶なやり方をするかもしれない。核ミサイルのボタンを押す人間はすでに頭がマトモじゃなくなっているから、何をするか分かりませんしね。

吾狼: そういう可能性もゼロではないと?

イシ: ゼロではないだろうけど、多分そうはならないでしょう。今考えられている次の戦場は中国で、敵対するのは台湾、日本、韓国というのがペロシやヌーランドを使って戦争を仕掛けようとする一部の連中でしょうけれど、中国は標的として大きすぎる。しかも台湾も日本も本気で中国と戦争をしようなんて思ってない。

吾狼: 台湾は特にそうですよね。台湾の財閥や企業は中国と深くつながっているし、中国と戦おうなんて思ってない。間違ってもネオナチに乗っ取られたウクライナ政府みたいなことにはならないですよね。

幽大: 蔡英文総統は客(はっか)の血筋で中国共産党とも近い血族だし、最終的には中国の一部に収まってもいいと思っているんではないかな。

イシ: ええ。今だって独立国としては世界的には認められていないわけで、最終的には中国に吸収されつつも、特別区のような形で様々な特権を与えられるような状態をゴールとして設定していると思います。今はまだそんなことは口にしませんが。
 どうしても中国共産党の下に入るのは嫌だという人たちはアメリカ西海岸に移住するんじゃないかな。すでに親戚がアメリカ国籍を取っているというケースも多いそうだしね。アメリカとしても、台湾の優秀な人材が流入してくることで損をすることはない。

幽大: そうなると、ますます台湾と中国が本格的に武力でぶつかって、そこに日本や韓国が巻き込まれるという図式は難しいじゃろ。

イシ: そう思います。ですから、今の段階では、日本はやはり、病死の急増、食糧難、インフラ崩壊で急速に弱っていく、という近未来図のほうがはっきり見えてきますよね。

幽大: 苦しそうだな、それは。人はバタバタ死ぬだろうな。

イシ: バタバタというよりは、じわじわ、ですかねえ。どこかで加速度が一気に上がるポイントが訪れるかもしれませんが。

吾狼: 新コロワクチンの時限爆弾がどのへんから爆発し始めるか、ですね。免疫が落ちてしまった人たちがじわじわと病死していく。でも、そうなっても国は、経済の悪化が、とか、エネルギー危機が、とか、別の要因からだと説明する。外から食糧やエネルギー資源が入ってこなくなったのは中国やロシアのせいだ、などと言って国民を扇動する。

幽大: そうなることはかなりはっきりしているから、そのときに日本人がどれだけ冷静さを保っていられるかが問題だわな。

イシ: その通りです。80年前に鬼畜米英と焚きつけられたときのように鬼畜中露なんてことになると、事態はさらに悪化するだけですから。今の政府から少しでも危険な連中、特に日本版のヌーランド、ペロシのような連中を減らしていくことができればいいんですが、難しいでしょうね。

吾狼: 旧統一協会との結びつきが連日報道されていて、今までとは少し違う流れも出てきそうですけどね。

幽大: 統一協会と結びついている政治家というのは、政治信条がどうのというより、ただ単に選挙で票がほしいとか、党の上層部から言われるままに動いた結果ああなっている、というのが多いんじゃないのか。

イシ: そうでしょうね。そういう中身のない連中だけでも追いだしていければいいんですが。

吾狼: それでも残ったのが本当にヤバいやつ、ってことで、分かりやすくなりますからね。
 日本版のヌーランド、ペロシみたいなのとか。

イシ: しかし、ああいうヤバい連中と同じような思考回路の一般国民が結構いるからね。
 日本の人口減少が今までの想定以上に加速していって貧民国になることは間違いないけれど、そのときに死んでいく人たちはほとんど無差別だからね。思慮深い善人が多く生き残るというわけじゃない。むしろ逆になってしまうかもしれない。

吾狼: イシコフさんがまとめに入ると、どうしても暗い結末に近づきますね。まいったな。

イシ: あ、ごめんごめん。根がネガティブなんだろうね。ふうう。
 じゃあ、今回はこのへんで一旦お開きにしますか。あまり進展はなかったような気もするけど。

吾狼: はい。

幽大: 御意。余輩もちと疲れた。少し寝るわ。

吾狼: おやすみなさ~い。

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ぷちサミ(10)台湾有事は起きるのか? ― 2023/02/15 20:07

第3回 2022/08/08 の3

台湾有事は起きるのか?

イシ: 私はもう、薬害による人口削減については半ば諦めているというか、手遅れだろうなと感じてるんですよ。特に日本ではもう完全に手遅れでしょ。
 ただ、日本で使われているワクチンのうちどのくらいが本物、というか、本来の中身のものなのかは分からない。希望的観測としては、極端に薄かったり、ほとんどプラセボみたいなやつが多いといいな、と。そのへんは、ワクチンを提供している側の胸先三寸ですが。

幽大: 他の地域に出している製品より偽物の割合を多くしているということか? もしそうだとしたら、なぜそうするんだ? 日本人はあまり殺さないでおこうという意図があるとでも?

イシ: いや、それはもうまったく分からないですよ。ただ、もしそういう意図があるとしたら、日本人はおとなしくて、低賃金でよく働くし、コントロールしやすい優良な労働力としてある程度は生かしておこう、みたいなことですかね。

幽大: たまらんな。

イシ: ただ、私は、最終的にはかなりの人数の人類がしぶとく生き残るだろうとは思ってるんです。ワクチンや兵糧攻めによる人口削減計画も、それを計画した連中の当初の計算よりはずいぶん緩やかに進んでいるような気がしますし。

吾狼: どうなんでしょうね。AIが計算しているとしたら、かなり正確に進んでいるようにも思えるんですけどね。だって、急激に減っていったら計画がばれてしまうじゃないですか。じっくりじわじわ、ってのは計算通りなんじゃないですか?

イシ: そうかもしれないね。そうだとしても、もう手遅れだよね。
 で、私が懸念しているのは、このへんで戦争による急激な状況変化があるんじゃないかと。

吾狼: 台湾ですか?

イシ: 皮切りはやはりそうなるのかねえ。ウクライナはもうこれ以上はどうにもならないだろうから。
 このタイミングでペロシが台湾に、ヌーランドが日本にやってきたわけだよね。ウクライナはもう使いものにならなくなるから、次の標的は東アジアだ、と。ヌーランドは2014年のマイダンクーデターを仕掛けた張本人。今はバイデン政権の下でさらに出世して国務次官になってる。これがどういう意味か、と。

吾狼: 普通に考えれば、ペロシの台湾訪問で中国を刺激して、台湾有事を起こさせる。中国軍が台湾に乗り込むのは簡単ですよね。すぐ目の前なんだから。台湾にそれを阻止するような軍事力はない。
 しかし、アメリカ軍も台湾の中には兵を配備しているわけではないし、戦車を送り込むのは船でしかできないから間に合わない。そもそもアメリカは台湾に本格出兵するつもりはない。ウクライナのときと同じですよね。
 そうなると、使われるのは日本しかない。その事前工作のためにヌーランドがやってきた……そういうことですよね?

イシ: そうなるよね。ただ、日本とウクライナでは戦争に対する国民の意識というか、空気感がまったく違うからね。

幽大: じゃが、基地はあるぞ。米軍の。

イシ: そうなんですよ。だから、日本の米軍基地から飛行機を飛ばして援護している体(てい)を作るとか、自衛隊を利用する程度のことはするでしょうね。それだと大規模な戦火拡大にならない。その程度で終わればまだいいんですが……。

幽大: 核兵器を使うということにまでエスカレートする可能性はないのか?

イシ: どっちが先に使うか、ってことで考えれば、中国が台湾に使うことはありえないですよね。だって、中国にとって台湾は自国の一部なんだから。

幽大: そうなると日本の米軍基地や自衛隊基地にミサイルを撃ち込むのか?

イシ: それもないと思いたいですけどね。可能性ゼロとは言い切れないですよね。
 中国にとって、日本がどの程度必要かってことを考えると、今はもう、あまり必要としていないでしょ。日本がどうなろうが、中国は別に痛手を負うわけじゃない。逆に、日本にとっては中国は絶対に必要な国ですよね。西欧諸国にとってのロシア以上に。
 だから、中国は日本にミサイルなど撃ち込まなくても、経済封鎖するだけでいい。まずはそうするでしょ。中国からモノが入らなくなれば日本はたちまち壊滅的な打撃を受ける。

吾狼: 中国が日本の米軍基地や自衛隊基地にミサイルを撃ち込む可能性があるとしたらどういうときでしょう。

イシ: それは、日本の基地から飛び立った爆撃機が中国に爆弾を落としたりしたときだろうね。正当な防衛という理由ができるわけだから。中国はメンツを大切にするからね。舐めんなよ、ってことで、躊躇なく報復する。

幽大: そうなったとしても、アメリカは本気で中国と戦争は始めないんじゃないか?

イシ: その通りです。今のウクライナと同じです。アメリカ本土が巻き込まれるようなことは絶対にしない。

幽大: やられるのは日本だけか。……そうなる可能性は?

イシ: 可能性は低いと思いますが、戦争というのは予期せぬことが起きたりしますからね。

吾狼: 日本の米軍基地には確実に核がありますよね。それを発射させないという名目で中国が日本の米軍基地にミサイルを撃ち込むということはありえるんじゃないですか?

イシ: う~ん。考えたくないけれどねえ。
 コロナ詐欺を計画して実行している連中は相当頭のいい連中だけれど、軍隊を直接動かす立場の人間ではないと思うんだよね。今のアメリカは、政府や軍の人間の劣化がひどい。ペロシやヌーランドなんて、ほとんどまともじゃないよね。
 ペロシの台湾訪問だって、ホワイトハウスも軍部もなんとかやめさせたかった。ところがあの女を制御できない。これは怖いことだよ。
 余命があまりなくて、何やらかすか分からないような人物に国の運命が左右されるわけだから、ほんとに怖いよね。
 そもそもバイデンはほとんどアバターというか、自分の意思で動いているわけじゃない人形だし。そういう人物が核のボタンを握っているんだから、万が一、予想外のことが起きたりしたら……。

吾狼: うわぁ……やめましょやめましょ。この話は怖すぎますって。


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ぷちサミ(9)なぜ打ち続ける人がいるのか? ― 2023/02/15 17:05

第3回 2022/08/08 の2

日本は特殊な国

吾狼: 「安倍亡き後も日本が根本のところでは何も変わっていない」ってことでいえば、やはり新コロワクチンじゃないですか。世界中で、さすがにあれがおかしいということはみんな気がついて、少しずつ冷静を取り戻しつつあるのに、日本だけが未だにみんなマスクをして、ワクチンも平気で4回目を打ったりしているんだもん。「周回遅れ」どころか……なんだろ、動物園を見ているような……。

イシ: ほんとに信じられないことだよね。それも、一流大学を出ているインテリ層の人たちとか、日頃、環境問題とか政治腐敗追及とかに熱心な人たちまでもが、なぜかアレだけは何の抵抗もなく打ってる。

吾狼: 世界中でこれだけ多くの医師や研究者が必死で警告しているのに、日本ではインテリ層にも情報が伝わってないんでしょうか。それとも、薄々分かってきたものの、自分が打ってしまったり人に薦めたりしたことが間違いだと認めたくないだけなんでしょうか。

幽大: どっちもだろうな。あとは、最初から分かっていたけれど、自分の保身やら銭稼ぎのために嘘をつき続けている輩も結構いるだろうよ。

イシ: 当初はエビデンスがないだの陰謀論好きのデマだのと言っていた人たちも、今はもう黙ってしまったようだね。なにしろ、今はランセットなどの権威ある雑誌にも新コロワクチンの危険性や無意味さをデータ付きで証明する論文が続々と掲載されてきているからね。そういうものを排除しきれなくなってきたんだろう。
 とにかく、ものすごい数の医師らが声を上げているわけで、推進したい連中も、それをひとつひとつ嘘だのデマだのと否定する材料を持ち合わせていないから、論争することもできず、無視して逃げるしかない。

吾狼: 最近ではTwitterでも動画を拾ってはのせている人が何人も出てきて、いくらでもその手のものが見られるようになりましたね。削除されてしまうケースも減っているように思います。



イシ: 日本国内でも、ようやく正面切って「打ってはいけない」「当院では打ちません」と宣言する病院が複数出てきたね。

幽大: 打てばバカみたいに儲かるから、打たないと宣言することは業界からの圧力だけでなく、直接、病院経営も苦しくさせるわけだろう? しかし、医療者としては命を縮めるような毒物を打つわけにはいかないという、まぁ、至極あたりまえの決断だわな。







後藤均(医師・ごとう整形外科)、駒野宏人(北海道大学大学院薬学研究院客員教授。薬学博士)、村上康文(東京理科大学名誉教授) 緊急座談会


↑最後の部分だけ切り取り
再生できない場合⇒ここ

イシ: ラゲブリオ(モルヌピラビル)の使用の危険性や、イベルメクチンの有用性など、薬の情報もネット上に増えてきたね。イベルメクチンに関しては新コロが仕掛けられた当初から情報が出てきていたけれど、最近は駄目押しのような情報もある。

吾狼: イベルメクチンを最初に製品化したメルク社がコロナ後はイベル排撃の先頭に立って、今はラゲブリオの販売元になっているというのも、なんとも怖ろしい話ですよね。

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(文字起こしは⇒ここ)


幽大: 少し前から、サル痘とかいうのも出てきたな。あれは第二弾ってことだろう?

吾狼: もちろんそうです。もう最初からバレバレですね。井上教授が明解な解説をしていますよ。



イシ: 新コロワクチンが史上稀に見る世界的な犯罪だということに関してはもう、議論をする段階ではないよね。
 私の関心は、これだけの情報が出てきているのに、なぜ日本だけが未だに馬鹿げた詐欺被害から抜け出せないのかということなんですよ。
 ワクチンやPCR検査を推進してきた専門家と称する人たちは、主に利害関係からああいう罪深いことをやったのだろうということは推測できる。
 政治家の多くは単なる勉強不足から。これはまあ今に始まったことではないから分からなくもない。
 メディアは政府への忖度から情報隠しをした。
 そういうのの複合作用だろうとは思うんだけど、どうしても分からないのは、ネットにアクセスできる人たちが未だに呪縛からとけないでいること。これがどうしても理解できないんだよね。

幽大: いや、人間社会というのは昔からそういうものだったんだな。今に始まったことではない。太平洋戦争のときを思いだしてみればいい。東條のような愚か者が暴走する。嘘をつく。国民が大量死しても自分のメンツのほうが大切。それが分かっていながら進んで共犯者になる新聞社。簡単に瞞されて死んでいく庶民。……同じじゃろう。何も変わっておらんのさ。

イシ: 太平洋戦争での日本人の死者はおよそ310万人と言われていますね。戦争前の総人口が約7300万人だから、4%強の国民が死んだことになります。
 日本はこれから新コロワクチンによる免疫不全がもたらす病死や食糧難、エネルギー危機などでどんどん人口が減るでしょうが、どのくらいまで減れば国民は気がつくんでしょうね。



吾狼: 日本の人口は少し前までは約1億3000万人といわれてましたが、今は1億2000万人強で、毎年60万人以上減っているわけですね。これからも、何もなくても高齢者が死にますから、毎年100万人以上減っていくことは分かっているわけです。そこにコロ枠による追撃があるわけですよね。すでに急激な癌による死者数増加などが報告されていますから、1億人を割り込むのは時間の問題ですね。

幽大: 超高齢社会だから、わしらのようなジジババが死ぬのは自然な成り行きで少しもかまわん。しかし、ジジババではない若い連中が急死するようなケースが増えておるじゃろ。そういうのがどれだけ増えれば異常だと気がつくのか、ということだわな。既にかなりの超過死亡が出ているわけだが、実感できているのは坊主や葬儀屋、医者くらいだろう。まだまだしばらくは気がつかんのではないかな。

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